伝説の名車・ハイラックスの凄さ

優雅な中年生活を送っている壮年世代にとって、旧式のハイラックスは憧れの名車として憧憬の念を抱いておられる方もいるかもしれません。残念ながら国内での販売は終わってしまいましたが、世界では新興国を中心に順調な売れ行きを見せています。

名車と呼ばれる車には、その称号にふさわしい魅力とカリスマ性を備えています。ハイラックスが初代モデルの誕生以来、世界の車ファンを魅了し、伝説と化した今でも安定した売り上げを誇る理由は何なのか?ここでは、時代と国境を越えて愛され続けるトヨタのハイラックスの魅力について、語り尽くしたいと思います。

8代モデルまで登場

ハイラックスがこの世に誕生したのは1968年。初代のハイラックスは、牧歌的な趣を漂わせる車体デザインで、アメリカのカリフォルニアの片田舎を走っていそうなイメージが湧いてきます。若い頃古き良きアメリカ映画にはまっていたミドルエッジは、初代モデルを見ただけでノスタルジーにかられるのではないでしょうか。

その後、ハイラックスは乗車部分と後部の荷台部分の二部構造という基本的なフォルムを変えないまま、代を重ねるごとに進化を遂げ、6代目が販売された1997年モデルを最後に、国内販売で区切りを付けました。奇しくも、この6代目ハイラックスが、日本車メーカーが生産販売する最後のピックアップトラックとなってしまいました。ハイラックスの国内向け販売復活を望む往年のファンが後を絶たないことは言うまでもありません。

驚くべき耐久性

往年の車ファンなら知る人ぞ知るハイラックス。しかし、車にあまり興味をもたない若者世代でも、ハイラックスの名が徐々に浸透してきています。そのきっかけとなったのは、イギリスのメジャーな車番組「トップギア」でのハイラックス耐久テスト。この番組の模様がインターネット上の動画にアップされたことで、一躍ハイラックスの度肝を抜くような耐久性が知れ渡り、その名が広く知られるようになったのです。

番組では苛酷な耐久試験が行われました。例えば、海に沈める、巨大な鉄球をぶつける、車内に火を付けて炎上させる…など、あらゆる手段を用いて痛めつけますが、ハイラックスは壊れることなく平然と走行を続けます。

最後にビルの屋上に置いたハイラックスをビルごと爆破させます。さしものハイラックスもお陀仏か、と思いきや、がれきの中から姿を現したぼろぼろの車体は、虫の息になりながらもエンジンを稼働させ、自走でスタジオまで戻ってきたのです。

この模様を収めた動画は世界中で配信され、ハイラックスの驚くべき耐久性を知らしめました。日本でも人気動画として何十万回と再生されています。

現在は、新興国を中心に販売されている

先述しましたように、ハイラックスは国内での販売を終え、今では東南アジアなど新興国を中心に販売されています。トヨタは世界販売台数の底上げの切り札としてハイラックスを位置づけ、各国の事情に合わせた生産と販売に力を注いでいます。

ハイラックスの国内における生産販売は終了してしまいましたが、ハイラックスを母体として生まれたSUV車・ハイラックスサーフの存在があります。ハイラックスサーフは名車・ハイラックスの後継モデルといっても過言ではありません。家族をのせてアウトドアを楽しみたい、という人は、名車のDNAを引き継いだこのSUV車をおすすめしたいです。

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