オヤジが痛車にするのはアリか?

自分の車は当然好きですし、特別な愛着があるものです。愛情表現は人それぞれで、毎日欠かさず洗車をしてピカピカにするのも愛の現れですし、傷付けないよう、大事に大事に運転する箱入り娘並みの丁重な扱い方も一つの愛の形でしょう。

これらと違い、ちょっと特殊な愛情表現が、ドレスアップ。自分の好みにあった内装を施したり、イケてるパーツを取り付けて外観をいかめしくしたり、いろんなアプローチから車に装飾を施してデコレーションする方法です。一つの傾向として、車に対するこだわりが強い人ほど、ドレスアップするようです。

ドレスアップにもいろいろなタイプがあり、その中で注目したいのが「痛車」というジャンル。痛車とはどんな車を指すのでしょう?また、オヤジでも痛車はアリか?痛車と壮年のカーライフについて、深く掘り下げてみます。

痛車とは?

痛車とは、車の外観にアニメや漫画のキャラクター模様を施してデコレーションした車をいいます。塗装でアニメ関連のキャラを描いたり、ロゴやステッカーを貼ったり、その手法はさまざまです。

「見て痛々しい」という意味で、痛車とよばれます。確かに、車という乗り物に二次元の世界のキャラクターをど派手に描いたら、ちょっと幼稚に映るかもしれませんね。しかし、一種のアート表現として評価する見方もあり、なかなかバカにできるものではありません。

また、痛車は、「イタ車」と語感が同じで、「イタリア車」のイメージを彷彿とさせる効果もあります。イタリアといえば、フェラーリやランボルギーニといった高級スポーツカーを生んだ国としても有名。そんな車の権威的なイメージを上手に活用した呼び方ともいえます。

レーシングカーに使用されたことも

日本のオタク文化が世界に通用することの証明でしょうか、痛車が世界のモータースポーツ界で採用され、サーキットを駆け抜けた実績があります。

スーパーGTやGT3000で、トヨタやマクラーレン、フェラーリのレーシングカーがエヴァンゲリオンや攻殻機動隊のキャラクターデザインをあしらって走行。レースファンのみならず、アニメオタクを熱狂させたことはいうまでもありません。

単に趣味やアートの世界だけでなく、宣伝効果も期待できることから、痛車は一つのビジネスモデルとして成立しているといえるでしょう。車のイベントでも、コスプレガールと一緒に痛車が登場して会場を賑わす光景は今では珍しくありません。

オヤジも痛車に乗る時代?

さて、この強烈な個性を発揮する痛車に、壮年のオヤジが手を出してもいいものかどうか、お悩みの対象男性がいるかもしれません。漫画やアニメは昔と違い、年齢関係なく幅広い世代に親しまれています。自分の愛車に、好きなアニメのキャラを描いて街中を走ってみたい、と思う中高年男性がいてもおかしくありません。

さすがに、年頃の子どももいて、会社でも一定のキャリアを積んできた男性が、痛車に乗るのは世間的にもまずいかもしれません。しかし、お父さんがそんな趣味を持つことで子どもとの距離が縮まり、家族の絆が深まるきっかけになれば、それを活かさない手はないでしょう。

オヤジでも痛車に乗るのはアリかナシか?それははやり身近な家族の顔色次第、ということになりそうです。くれぐれも、自分の思いや理想だけで暴走しないよう注意しましょう。

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