狭い日本、街乗りにはミニカーを

昭和の時代の交通安全標語にこんな作品がありました。「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」

交通戦争などというありがたくない言葉もあった時代ですから、意味もなく飛ばしていたドライバーも多かったと考えられます。全国的に浸透したこの標語をもじって様々な言葉が生まれましたが、ここで新作を披露しましょう。
「狭い日本、街乗りにはミニカーを」

ミニカーといっても子供のおもちゃではありません

ミニカーといえば、アルミダイカストなどの素材でできた子供用の車のモデルを思い出す年代です。しかし、ホンモノの車にもミニカーと呼ばれるものがあるのです。

法的な定義では、排気量が50cc以下(ただし、20cc以下は除く)か定格出力0.6kw以下(0.25kw以下は除く)の普通自動車なのです。50ccって数字から連想するのは原動機付自転車ですが、道路運送車両法の定めではまさしく原動機付自転車に該当します。ちなみに、ナンバープレートは水色になるようです。

実は、道路での車両の運行を規定する道路交通法の体系と、道路で運行する車両の規格や手続き関係を規定する道路運送車両法の体系で定義が異なるというねじれ現象が生じているため、道交法では自動車として振る舞い、車両法では原付として扱われるのです。

その結果、シートベルトはなくて良いし、車検もない。ヘルメットも二段階右折も不要で時速60kmで走ることができるけれども、全長2.5m、全幅1.3m、全高2mに納まっていないといけないという変わった車になっています。

ミニカーの圧倒的存在感は大人の男にふさわしい

上記のサイズが限度ですので、普通自動車と比べれば半分かそれ未満の小さいボディが目を引くミニカーは、その小ささが逆に存在感を増しています。軽自動車と比較しても圧倒的に小さいですから、混雑した場所や狭い道路でも余裕で走ることができます。車幅を気にしながらすれ違う車をしり目に、快適に通り抜ける姿は必需品としての車に適したものでしょう。

欠点もあるけれどメリットが大きい

ボディの小ささと馬力のなさから、普通の車に比べて装備が貧弱なのが欠点です。例えば、エアコンがないとかドアがない(付いている車種もあります)とかです。しかし、それを補って余りあるのがバイク並みの取り回しで車として走れるというメリットです。

乗車定員が1人なのはちょっと残念ですが、彼女には運転する自分の雄姿を見てもらいましょう。やがて2人乗りの超小型車が実用化されれば、一緒に乗って楽しみましょう。

それまで待てないという人には、超小型軽自動車をご紹介。おすすめはスズキのツインです。中古しか存在しませんが、女の子がよろこびそうなかわいいフォルムが特徴的。

なにはともあれ、一度は乗ってみたいのがミニカーです。

Copyright© 壮年カーライフのA to Z All Rights Reserved.