プリウスの燃費は、走り方で決まる!

車選びのポイントはさまざまですが、環境意識が高まった昨今、燃費の良さを追求する車が人気を集めています。その代表格は、何といってもトヨタが誇るハイブリッドカー・プリウスでしょう。

ナマズフォルムのプリウスが勝負するのはデザインではもちろんなく、脅威の低燃費。カタログなどを目にすると、「リッター30キロ」という数字が誇らしげに踊っています。しかし、本当のところプリウスの燃費はどうなの?という疑問をお持ちの方へ。プリウスの燃費性能の秘密について迫ります。

ハイブリッドシステムとは

低燃費の代名詞ともいえるプリウス。一リットルあたりの走行距離はギネスにも登録されるほど、その実力は折り紙付き。日本はおろか、世界中の街を席巻しているといっても過言ではないプリウスの低燃費と動力性能を支えるハイブリッド技術とはどういう性質のものでしょうか?

車のエンジン技術でいうハイブリッドとは、ガソリンと電気モーターを使ってエンジンを回す稼働システムです。ガソリンと電気、二つのパワーを組み合わせることによって得られるシナジー効果により、すぐれた燃費性能と高効率の動力を実現しています。また、CO2の削減にも貢献、環境にも優しいクリーンエンジンとしての評価も高いです。

どのパワーを用いるかは、走行時の状況によって違ってきます。通常の走行時では主にガソリンエンジンが使用されますが、必要に応じて電気モーターも稼働し、動力を支えます。

また、走行途中で加速したり、アクセルを強く踏み込んだりした場合、加速の動力源となるのが電気モーター。駆動用電池から電気が供給され、力強い走りを後押しします。プリウスの低燃費の凄さは、二つのエネルギーを効率よく組み合わせていることころにその秘密があるといっていいでしょう。

実は、燃費はそれほど変わらない?

プリウスの燃費性能を支えるハイブリッドシステムの構造について、おわかり頂けたかと思います。では、実際にプリウスは広告に表示されているほど驚くべき燃費の良さを発揮するのか?これが、実際にユーザーの声をレビューなどで拾ってみると、意外な事実が浮かび上がってきます。

実際にプリウスを走らせているユーザーによれば、ほとんどがリッター15キロ程度しか走らない、と言っています。よくて20キロくらい。とても広告にあるよな「リッター30キロ」にはほど遠いようです。広告燃費と実燃費では、どうしてこうも開きがあるのでしょうか?

プリウスには、「エコモード」と「パワーモード」という走り方があり、どちらか好きな方を選べます。当然、エコモードのほうが燃費のいい走りをするようなイメージを持つでしょう。しかし、それがそう単純ではないのです。

ハイブリッド車に限らず、どの車でもそうですが、停まっている状態から発進するときにかけて、最もパワーを必要とします。当然アクセルの踏み込みも強くなります。エコモードとパワーモードの場合、発進時に必要とするパワーが違うのです。

どういうことかというと、エコモードで走っているとき、アクセルを強く踏まないと発進に必要なパワーが得られません。それに対し、パワーモードではエコモード以下の踏み込みで発進でき、加速も付くような設定で計算されています。

つまり、何度も停車し、発進するという動作を繰り返すような運転では、エコモードで走るとかえって燃費を悪くする原因ともなるわけです。プリウスの燃費の良さは、ハイブリッドシステムにあるというより、アクセルの踏み方や走行スピードなど、走り方に秘密があるようです。

プリウスの燃費を良くするには技術が必要

プリウスの燃費の良さが謳われていますが、実態はそうでもないことがお分かり頂けたでしょう。しかし、乗り方次第では、ハイブリッドカーがすぐれた燃費性能を発揮するのは事実です。性能より、テクニックを必要とするといったほうがいいかもしれません。

コツとしては、よく停車したり、低速運転を続けるような走行であればパワーモードのほうが快適な走りが期待できるでしょう。また、時速60キロの安定した走りが継続してできるような状況であれば、エコモードでの走りが低燃費を実現できます。

プリウスの燃費の良さは乗り方と道路環境次第。あなたの運転スタイルにあわせ、上手にそのシステムを活用しましょう。

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